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「助けて」言える相手を 軽度知的障害女性の性被害

社会 | 神奈川新聞 | 2016年12月4日(日) 10:04

「ポルノ被害と性暴力を考える会」の宮本さん(左)と田口さん=横浜市南区
「ポルノ被害と性暴力を考える会」の宮本さん(左)と田口さん=横浜市南区

 軽度の知的障害がある女性が、さまざまな性被害に巻き込まれている-。公開講座「性被害にあってもSOSを出せない女性たち」が11月16日、フォーラム南太田(横浜市南区)で開かれた。障害に本人も周囲も気付かないことも多いが、一部の支援者らの間では以前から、そんな女性たちが性産業に取り込まれたり、そこで搾取されたりしていることが知られていた。支援に携わる団体・施設の報告から現在の状況を知り、どのような支援が必要かを考えた。

 講座は、「ポルノ被害と性暴力を考える会」の主催。居場所のない女子高校生らを支援する一般社団法人Colabo(コラボ)代表の仁藤夢乃さんが、活動を通じて関わった軽度知的障害の若い女性を取り巻く状況について講演。さまざまな体験をした女性たちがたどり着いた婦人保護施設の現状と支援について、全国婦人保護施設等連絡協議会会長で、「いずみ寮」(東京都)施設長の横田千代子さんが語った。

 共通して指摘したのが、軽度知的障害に由来する「孤立感」と、それを利用されて性産業などに女性が取り込まれる構図だ。

 仁藤さんが活動する中で出会った軽度知的障害の少女たちは、

 
 

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