保育中に生後5カ月の男児をたたいたなどとして、暴行罪に問われた川崎市中原区、元ベビーシッターの女(51)の判決公判が8日、横浜地裁川崎支部であり、駒井雅之裁判官は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。
駒井裁判官は、まだ首が据わらず、話すこともできない男児に対し、執拗(しつよう)で陰湿な暴行を加えたと指摘。「養育を依頼した両親と、社会一般の保育関係者に対する信頼を失わせた」と非難した。
判決によると、被告は4月19日、同市宮前区の男児宅で保育中、男児をマット上に逆立ちにして転倒させたり、顔を手のひらで多数回たたいたりするなど、1時間以上に渡って暴行した。
【神奈川新聞】