車椅子を使う人への理解を児童に深めてもらう交流会が2日、横須賀市北体育会館で開かれた。市立船越、根岸の両小学校から約170人が参加し、車椅子の操作方法を学んだり、実車体験したりした。3、4日に近隣で行われる第17回全国車椅子マラソンin横須賀(日産カップ追浜チャンピオンシップ)の一環。
午前と午後の2部制で実施。実車体験では、館内に設けたコースで目印をよけながら移動したり、ぬかるみに見立てたマットの上を進んだりとさまざまな場面を経験。段差のある場所では、同じ班の仲間で協力して車椅子を持ち上げて前に進んだ。
根岸小4年生の男子生徒(10)は「今まで車椅子の難しさなど考えられなかった。これからは移動を助けたり、声を掛けたりできるようになりたいと思った」と話した。
同マラソン大会など一連の催しは、日産自動車追浜工場や追浜観光協会などで構成する実行委員会が主催。大会は追浜駅前や同工場内のコースなどでレースや記録会を行う。