感染症について理解を深めてもらおうと、横須賀市夏島町の市立北図書館で図書の特集展示「感染症ってなあに?」が開かれている。インフルエンザなどの感染症をテーマに、ウイルスの種類や予防法などを紹介した図書47点を用意した。9月12日まで。
現在、エボラ出血熱が西アフリカで広がっている。「エボラウイルス」に感染し起こる病気で、症状が出ている患者の血液や吐物、排せつ物などに触れた際、傷口などから感染する。空気感染はしない。過去にもウガンダなどで流行しており、発熱や筋肉痛、のどの痛みなどを引き起こす。悪化すると体から血が出て、死に至る恐れがある。
同館では西アフリカでのエボラ出血熱の感染拡大を受け、身近に潜むウイルス感染症について症状や予防法を知ってもらおうと、企画した。インフルエンザのほか、風疹ウイルスが原因となり、発熱や耳の後ろのリンパ節の腫れなどを引き起こす「風疹」について紹介した図書なども並べている。問い合わせは同館電話046(866)0516。