横浜市内の小中学生を対象にした「子どもアドベンチャー2014」が19日から市役所など公共施設で行われ、間伐材を使ったキーホルダー作りなど計67のプログラムに参加する大勢の親子連れでにぎわっている。20日まで。
中区の関内中央ビルの一室では、横浜市と友好交流都市の群馬県昭和村、山梨県道志村を紹介する講座が開かれた。
市職員が実物のコンニャクイモを示して、昭和村が日本一のコンニャクイモの生産地であることを説明。参加した約20人の子どもたちは「コンニャクをつくるときに固めるために混ぜるものは?」といったクイズを楽しんだ。
横浜の水源地・道志村の紹介では、土だけのプランターと植物があるプランターに同時に同量の水をかけ、パイプから流れ出る水がどうなるかという実験を行った。土だけのプランターからは一気に泥水が流れ、植物のあるプランターからは澄んだ水が徐々に出てくる様子を子どもたちは興味津々で見入った。
キーホルダー作り用に道志村のヒノキ間伐材が配られると、子どもたちは「いいにおい」と木材を鼻に近づけた。母親、姉と参加した小学校3年生の男児は「キーホルダー作りで木を丸くするのが面白い」と一生懸命に紙やすりを木材に当てていた。
市主催の子どもアドベンチャーは動物園のバックヤード見学や土器洗い、気象台の探検などさまざまなプログラム(一部有料)が組まれている。総合案内はJR関内駅南口の横浜市庁舎前テント。
【神奈川新聞】