平和の願いが込められたキャンドルが夏の夜を照らす「ピースキャンドルナイト」が16日夜、秦野市平沢の市文化会館周辺などで行われた。市と実行委員会の主催。
15日の「秦野市平和の日」にちなんだ事業で、今年で7回目。事前にキャンドル作りを呼び掛け、市内の幼児や小中学生、婦人会メンバーなどから、ペットボトルにメッセージなどを寄せた約1万個のキャンドルが集まった。
この日、市民による平和行進で運ばれた「平和の灯」を種火に、午後6時から約30分かけてキャンドルに点火。平和の象徴であるハトやハートなど、さまざまな形の光が揺らめいた。
実行委員長で市戦没者遺族会会長の石井昇さん(74)は「69年前の大きな犠牲を忘れてはいけない。これをきっかけに平和の大切さを考えてもらえたら」と話していた。
【神奈川新聞】