
平和の尊さを後世に伝えようと、「ガラスのうさぎ像平和と友情のつどい」が5日、二宮町生涯学習センター「ラディアン」(同町二宮)で催され、約500人が参加した。JR二宮駅前の「ガラスのうさぎ像」の碑文朗読や町内の小中学生らの合唱を聴きながら、平和への思いを新たにした。
今回で24回目となるつどいでは、坂本孝也町長が「平和の尊さをかみしめながら、きょうの日を迎えられるということは素晴らしいこと」とあいさつ。児童文学「ガラスのうさぎ」著者の高木敏子さんはメッセージを寄せ、「戦争をしない心を二宮町から神奈川全県、世界に広げていきましょう」と呼び掛けた。
町立二宮中学校の女子生徒3人が、同像の碑文を朗読。町立山西小学校の児童たちが「ガラスのうさぎ」を歌うと、来場者が席上で一緒に口ずさむ姿も見られた。同作のアニメ映画も上映された。
【神奈川新聞】