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伊勢原協同病院の患者200人移送に自衛隊が助っ人

社会 | 神奈川新聞 | 2014年8月2日(土) 03:00

車いすの入院患者を救急車から降ろす自衛隊員=伊勢原市の伊勢原協同病院
車いすの入院患者を救急車から降ろす自衛隊員=伊勢原市の伊勢原協同病院

伊勢原市内で移転新築した伊勢原協同病院が1日、陸上自衛隊の支援を受けながら旧病院から約200人の入院患者を移送した。病院や市消防本部が用意できる車両では対応が困難だったためで、自衛隊が所有する救急車とマイクロバス計4台が新旧病院間の約1.6キロをピストン移送した。

自衛隊による入院患者の移送は、県内では1996年のけいゆう病院(横浜市西区)の例があるが、非常に珍しいケース。陸自第1師団(東京都練馬区)の高橋和良・渉外幹部も「全国でも数年に一度ある程度」と話す。今回は病院側が市に相談、市などの紹介を受けて陸自に依頼した。

移動時間は10分ほどだが、寝たきり患者もいるほか猛暑の中での移送とあって、同師団は依頼を受けた約4カ月前から入念に準備をしてきた。ルートの策定から患者の乗り降りまで予行演習を重ね、当日は無線で細部にわたり状況を確認しながら万全を期した。

無事に移送が終わり、高橋渉外幹部は「安全に素早く、そして優しくというモットーの下に遂行できてよかった」と振り返った。

新病院は4日から外来の受け付けが始まり、本格オープンを迎える。高畑武司病院長は「新病院では今まで通り患者さんに寄り添った診療を継続するとともに、新設される緩和ケア病棟や回復期リハビリ病棟なども合わせ、これからの時代に求められる病院にしていきたい」と話した。

【神奈川新聞】

 
 
 

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