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二宮駅の「ガラスのうさぎ像」に千羽鶴11万7千羽

社会 | 神奈川新聞 | 2014年8月2日(土) 03:00

色とりどりの千羽鶴が飾られた「ガラスのうさぎ像」=JR二宮駅南口
色とりどりの千羽鶴が飾られた「ガラスのうさぎ像」=JR二宮駅南口

平和の尊さを後世に伝えようと、JR二宮駅南口に建立された「ガラスのうさぎ像」に1日、色とりどりの千羽鶴約11万7千羽が飾り付けられた。作業をした町民らはあらためて、戦争のない平和な世界に思いをはせた。15日まで飾られている。

終戦直前の1945年8月5日、同駅近くで米軍機による機銃掃射があり、児童文学作家・高木敏子さんは目の前で父を失った。ロングセラー「ガラスのうさぎ」はその体験を基にした児童文学で、作品にちなんだ像は町民の寄付などで81年に建立された。

千羽鶴の飾り付けは、建立30年を記念して2010年にスタート。折り鶴は7月1~18日の期間、町内だけでなく藤沢や横浜などからも持ち寄られた。それぞれに糸を通して束にする作業は4日間ほど、町民有志が集まった「ガラスのうさぎ像を千羽鶴で飾りましょう実行委員会」(萩原弘子委員長)のメンバーらが担った。

この日、メンバーらは運び込んだ千羽鶴を像周辺へ飾り付け。細かく丁寧に折られた鶴がびっしりと集まった束もあり、作業の手をしばらく止めて「本当にきれいね」などと話していた。萩原委員長は「今は一見平和な世の中で、平和の大切さを忘れてしまいがち。ガラスのうさぎ像を通して、この小さな町から大切さをアピールしたい」と話していた。

5日には、「ガラスのうさぎ像平和と友情のつどい」が町生涯学習センター「ラディアン」で催される。像の碑文朗読、アニメ映画「ガラスのうさぎ」上映、子どもたちによる合唱などが行われる。午後1~4時で、入場無料。問い合わせは町総務課電話0463(71)3311。

【神奈川新聞】

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