飼い主の飼育放棄などにより里親を探している猫たちの譲渡会が26日、平塚市土屋の県動物保護センターで開かれた。鎌倉市内のマンションに放置され傷ついていた猫や、生まれて間もない子猫など32匹が参加した。
猫たちは現在、県登録ボランティアの市民団体などが保護している。来場した親子連れは、ケージに入れられた一匹一匹の様子をうかがいながら「かわいいね」と声を掛けていた。
中井町から子ども3人と訪れた主婦(31)は、「どの猫も、すてきな里親と出会えるといい」。インターネットで知り静岡県裾野市から家族と来た男性会社員(37)は「猫を飼いたいと考えていた。捨てられた猫の力になれたら」と見入っていた。
この日は4匹の里親が決まった。保護団体「たんぽぽの里」の石丸雅代代表は「今後も譲渡会を開いていきたい」と話していた。
【神奈川新聞】