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リニア新幹線 「生活への影響開示を」 市民グループが相模原市に要望書提出

社会 | 神奈川新聞 | 2014年7月10日(木) 03:00

職員(奥)を前に要望書を読み上げるメンバー=相模原市役所
職員(奥)を前に要望書を読み上げるメンバー=相模原市役所

環境影響評価(アセスメント)手続きが最終段階にあるJR東海のリニア中央新幹線計画について、市民グループが9日、相模原市に要望書を提出した。六つの視点から建設工事による生活への影響などをJRに質問するよう求めた。

要望書を提出したのは、計画の安全性確認を求める市民グループ「リニア新幹線を考える相模原連絡会」と、中間駅建設予定地の橋本地区(同市緑区)の地域散策グループ「教育と緑ある橋本のまちづくりを考える会」の2団体。

内容は同地区ほか、車両基地ができる鳥屋地区、変電施設を計画する小倉地区の3地区での(1)立ち退き規模(2)周辺再開発に伴う財政負担(3)騒音や水質汚濁などの環境影響-などについて、市がJRに回答や対策を求めるよう要望している。

またリニアが従来型新幹線の数倍の電力を要する点や、建設工事で災害リスクが高まる点などについて、「環境との共生」「防災・減災社会」を掲げる市の広域交流拠点基本計画に反しているとして、市の見解と説明を求めた。

メンバーは、東海地区の一部地域では自治体が立ち退き規模を示していることを説明し、「相模原では情報開示が遅れていることに危機感を持ってほしい」と、市リニアまちづくり課の職員に訴えた。またJRからの回答をメンバーに報告する期限を7月末までと要請した。

【神奈川新聞】

 
 

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