夏休み中の子どもたちに日本の伝統文化に親しんでもらおうと、長唄三味線の体験ワークショップが24日から26日までの3日間、小田原市本町の小田原市民会館で開かれる。同市の文化創造活動担い手育成事業の一環。同市が参加者を募集している。
講師は同市出身で長唄唄方の杵屋六響(ろくきょう)さん。「多摩川」「新曲浦島」などの名曲を作曲した5世杵屋勘五郎の孫娘で、幼少から長唄の手ほどきを受け、市内で教室を主宰している。
ワークショップでは本格的な長唄の演奏を鑑賞した後、楽器の持ち方など基本から学習。最終日には発表会を行い、3日間の稽古の成果を披露する。
市文化政策課は「長唄三味線は現代に息づく江戸の情緒。夏休みの自由研究にも活用してほしい」と参加を呼び掛けている。
対象は小学3年生~中学生。親子での参加も可。定員20人(原則先着順)。参加費は1人500円(備品代)。22日締め切り。申し込み・問い合わせは、同課電話0465(33)1706。
【神奈川新聞】