県立川崎図書館(川崎市川崎区)が、理科教育や生命科学分野の研究を支える身近な生物に焦点を当てたミニ展示を行っている。中高生らの自由研究にも役立つ内容で、模型やパネル写真で約15種類を紹介。関連図書の利用も促している。8月13日まで。
ミニ展示は「実験成果ばかりに目が行きがちだが、実験動物の重要性を知ってほしい」(同図書館)と企画された。高校の生物の教科書などを参考に、メダカやイモリ、線虫などをパネル写真に解説を添えて紹介。職員手作りのマウス、カエルの模型も並ぶ。
臨海部の殿町地区にある実験動物中央研究所の協力で、飼育用のケージなども展示。千冊以上という関連図書の一部も紹介し、中高生らが夏休み期間中に立ち寄ってもらうよう工夫した。
7月19日には、同研究所の伊藤守副所長が「その研究 マウスで確認できました!」と題した講演を行う。午後2~4時。申し込みは同図書館公式サイトhttps://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawasaki/)から。同月10日締め切りで、応募者多数の場合は抽選。問い合わせは、同図書館電話044(233)4537。
【神奈川新聞】