関東大震災で津波が押し寄せた現場を訪ねる体験教室「ずし減災大学」が12日、逗子市小坪周辺で行われる。三浦半島活断層調査会逗子支部と同市の協働事業で、市内在住・在学・在勤者を対象に参加者を募集している。
小坪に押し寄せた津波については、当時の画家による絵図が残っており、現存する寺や蔵、崩れた石垣や波にのまれる人々が描かれている。同調査会は絵図を基にフィールドワークを重ね、浸水範囲の特定や伝承の掘り起こしを進めている。
減災大学では、これらの現場を訪ね、津波の教訓を学んだ上で、印象に残った点などを1枚の「新聞」にまとめる。昼食はアルファ米を作って食べる。
対象は小学生以上で、参加無料。当日は小坪公民館に午前9時半までに集合する。問い合わせは、市防災課電話046(873)1111。
【神奈川新聞】