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三浦ヘリ不時着:回転翼脱落「人為ミス」 米軍調査結果

社会 | 神奈川新聞 | 2014年6月27日(金) 03:00

昨年12月に米軍のヘリコプターが三浦市の埋め立て地に不時着した事故で、防衛省南関東防衛局は26日、三浦市と県基地関係県市連絡協議会(会長・黒岩祐治知事)に、米軍から受けた調査結果を報告した。後部回転翼(テールローター)の留め具が正確に取り付けられていなかった上、整備状況の記録も不適切だった人為的ミスが原因としている。

県が公表した調査結果によると、昨年12月16日午後、在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)に所属していた空母艦載機のヘリMH60が飛行中、回転翼を機体に固定する留め具を取り付けていたナットが緩み、部品同士が接触。このため機体から回転翼が脱落したとしている。

事故機は昨年2月、整備のために部品が1度取り外されており、再度取り付けた際にミスが起きたとみられる。報告書は「整備状況がデータベースに適切に記録されていなかった」と指摘し、事故が人為ミスによると結論づけた。

米軍は事故後、ヘリが所属していた部隊の整備手順や搭乗員の訓練要領を修正し、部隊司令官や整備責任者を交代させたという。

黒岩知事は「原因が人為ミスによるとのことで遺憾。整備段階での安全管理を徹底し、再発防止に不断に取り組むことを日米両政府に強く求めていく」との談話を発表した。

ヘリは水産加工工場や住宅地に近い埋め立て地に不時着、乗組員4人のうち2人が負傷した。住民にけがはなかった。

【神奈川新聞】

 
 

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