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地域で安心共同生活 金沢文庫で母子家庭専用シェアハウス開設

社会 | 神奈川新聞 | 2014年6月15日(日) 12:00

シェアハウスのリビングで事業展開について話す長嶺さん(左)と秋山さん=横浜市金沢区
シェアハウスのリビングで事業展開について話す長嶺さん(左)と秋山さん=横浜市金沢区

シングルマザー専用のシェアハウスが横浜市金沢区の住宅街にオープンした。不動産業を手掛ける会社員長嶺千里さん(50)が住み慣れた自宅を改修したもので、同じ境遇にある母子が共同生活を送る。同居人や近隣住民の手を借りながら子育てと仕事を両立させ、地域で安心して暮らしてもらおうという試みだ。

京急線金沢文庫駅から歩いて約20分、緑に囲まれた街並みの一角にシェアハウス「ペアレンティングホーム金沢文庫」はある。

築26年、木造2階建ての一軒家。2階の6~8畳の3部屋に3世帯が入居できる。リビングと台所、風呂、トイレは共用で、約600万円をかけてリフォームも済ませた。

「ペアレンティングホーム」は建築家の秋山怜史さん(33)=同市中区=が手掛けるシェアハウス事業。現在、川崎と都内の3棟に15世帯が入居する。

〈みんながいる安心感や、話しや相談できる相手がいることが心強いです。子供たち同士が遊んでいてくれるので、手が空いて助かります〉

ホームページには2児の母親のそんなコメントが載る。

「シングルマザーにとって子育てと仕事の両立が最大の問題。福祉の視点ではなく、民間の立場から住環境を整えたかった」という秋山さんの思いに共感した長嶺さんが事業に加わった。

当初は所有する物件を利用するつもりだった長嶺さんだが、「育児に充実感を持てる余裕がない」「苦労を共にする仲間がほしい」と孤立感を抱くシングルマザーの声に触れ、自宅を提供することに方針転換。「親しくしてきた近隣住民が周囲におり、何かあったときに入居者との橋渡しができる」。家族を説得し、一家4人で近くに引っ越した。

既存のシェアハウスは社員寮を改築するなどいずれもビル棟で、一戸建てを利用したスタイルは初の試みでもある。秋山さんは「シェアハウスは1軒の中で暮らしが完結しがち。地域に広がれば生活はより豊かになる」と新たな可能性に期待を寄せる。

「入居者が地域に溶け込み、人間関係がつながっていけば」と長嶺さん。高齢化に伴い増えている空き家をリースし、空き家対策を兼ねた事業展開も模索しているという。

家賃は7万2千~8万2千円で現在入居者を募集中。月3万円の共益費で公共料金などを賄い、週に1度夕食を作ってくれたり、緊急時に駆け付けたりしてくれるスタッフもいる。21日午後1時からペアレンティングホーム金沢文庫でシェアハウスの入居者らによる座談会が開かれる。問い合わせは、ペアレンティングホームプロジェクト電話045(323)9347。

【神奈川新聞】

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