東日本大震災の影響で横須賀市内で暮らしている避難者同士の交流・相談の場を提供しようと、横須賀災害ボランティアネットワークは「横須賀しゃべり場」と題した企画を続けている。21日には、市立総合福祉会館(同市本町2丁目)4階で、野だてをたしなむ交流会が開かれる。
市によると、5月末現在、福島、宮城、岩手の3県から合計75世帯、136人(福島57世帯108人、宮城10世帯18人、岩手8世帯10人)が市内に避難している。
横須賀しゃべり場は、福島県外に避難している県民が安心に暮らし、帰還できるよう支援する同県の「ふるさとふくしま帰還支援事業」の助成を受けて、2013年度から実施。市内のボランティアグループの協力もあり、散策やクリスマスリース作りなど季節に合ったレクリエーションを催してきた。
弁護士や被災県の行政職員、市職員らが集まり、避難者のさまざまな悩みなどにも対応する。21日の交流会では、子ども向けの遊び場も設け、県立保健福祉大学(同市平成町)の学生がボランティアで参加。今後も取り組みを継続していく。
今年3月に町歩き企画に同行した同ボランティアネットワークの三小田亜耶さんは、「当日の写真を参加者の皆さんへ送ったら、大変喜んでくれた。もっと多くの人が来てもらえるよう、さらに盛り上げていきたい」と話している。
午後1時~3時半。参加費無料。問い合わせは同ネットワーク電話046(821)1303。
【神奈川新聞】