
治療のために抜かれた歯の供養が4日、横浜市鶴見区の總持寺境内にある「歯の塚」で行われた。県歯科医師会(高橋紀樹会長)の主催で、歯科医師や鶴見大学歯学部の学生ら約110人が参列した。
同会の会員が1年間に抜いた数百本の歯を奉納。同寺の村田和元副監院が供養を執り行い、参加者が手を合わせた。伊藤克子学長が「曹洞宗の道元禅師は歯磨きについて詳しく文章を残しており、この塚を見るたびにその教えに思いをはせて」とあいさつ。同会の高橋会長も「横浜は西洋歯学発祥の地でもある。歯の健康の重要性を広めていきたい」と話していた。
「歯の塚」は同会が1965年に設置。6月4日から10日までの「歯と口の健康週間」に合わせて毎年供養している。
【神奈川新聞】