茅ケ崎市は27日、市消防本部職員がメール送信を誤り計59人のアドレスと名前を流出させた、と発表した。第三者への流出は確認されていない。
市によると、消防本部救命課の職員が15日、応急手当普及協会の会員59人に、講習会の案内メールを2回に分けて一斉送信。その際、他のアドレスが表示されないようにする「Bcc」機能を使わなかった。
直後に会員からアドレス流出を指摘したメールが届き、翌16日に別の職員が確認して発覚。19日に同課長に報告した。24日に開催された講習会でも、複数の会員から同様の指摘を受け、消防長に報告された26日から、職員が直接自宅に訪問するなどして謝罪している。
同市では、2004、12年にもメールアドレスが流出しており、服部信明市長は「全庁的に再発防止に取り組んできたが、対応が徹底していなかった。チェック体制と情報セキュリティー教育をさらに徹底したい」とコメントした。
【神奈川新聞】