
自然に親しみながら遊び学ぶ、子どものための「一日冒険遊び場」が24日、鎌倉市梶原の野村総合研究所跡地で開かれた。初夏の晴天に親子連れ約250人が参加。のこぎりで竹を切り出したり工具で木材を組み立てたりと、日常にはない遊びを思いきり体験した。保育者や保護者らでつくるかまくら子育て支援グループ懇談会と、市の主催。
市が保有する野村総研跡地は建物裏手に高大な竹林が広がり、子どもの遊び場には絶好のロケーション。
未就学児から小学6年の子どもたちは、自分たちで切り出した竹筒を使いかまどで米を炊いたり、竹にケーキのタネを塗り重ね、かまどで焼いてバームクーヘンを作ったり、木と木にロープを張ってターザンのように渡ったりと、大人と一緒にさまざまな遊びに挑戦。竹林のあちこちで歓声が上がっていた。
市立山崎小学校6年の男子児童(11)は「バームクーヘンが焦げないよう竹をくるくる回すのが面白かった」と満面の笑みを見せた。
【神奈川新聞】