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養蜂5年目で初採取 川崎高校で 生徒らの苦労実る

社会 | 神奈川新聞 | 2014年5月24日(土) 03:00

蜂蜜の詰まった巣板を取り出す生徒=川崎区渡田山王町の県立川崎高校
蜂蜜の詰まった巣板を取り出す生徒=川崎区渡田山王町の県立川崎高校

養蜂を通じて環境活動に取り組む県立川崎高校で23日、蜂蜜の採取体験が行われた。活動5年目の今春、初めてもたらされた「自然の恵み」に、参加した生徒たちは感慨深げ。校内に甘い香りが広がった。

活動は同校環境委員の生徒らが展開。三つの巣箱に西洋ミツバチ約2万匹を育て、今月から本格的に蜂蜜の採取を始めた。麦わら帽子に防護服姿の生徒たちは、黄金色に染まった巣板を巣箱から取り出し、手動式の遠心分離器へ。この日だけで約5リットルの蜂蜜を採取した。

住宅地の一角にある同校は「ミツバチの住める街」を目指し、当初はニホンミツバチの飼育に挑戦。スズメバチに襲われたり、巣箱から女王バチが逃げ出したりと失敗を重ねたが、校内の花壇を整備して四季折々の花を栽培するなど、地道な取り組みが実を結んだ。

今後は環境委員のメンバーを中心に「養蜂同好会」を発足させる予定で、地域住民にも協力を呼び掛けていく。同校2年の男子生徒(16)は「採取したばかりの蜂蜜は花の香りが残っていた。今後はハチの行動研究もしてみたい」と話した。

【神奈川新聞】


蜂蜜の採取を行った環境委員の生徒ら=川崎区渡田山王町の県立川崎高校
蜂蜜の採取を行った環境委員の生徒ら=川崎区渡田山王町の県立川崎高校
 
 

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