川崎市川崎区の富士見公園内のコミュニティガーデン「はぐくみの里」で17日、春まつりが行われた。好天の下、田植えや苗植え体験に親子連れが挑戦した。
はぐくみの里は、2007年、同公園再整備の際に造られた「地域の庭」。ボランティアの地域住民が年間を通じて畑、田、花、食ハーブの四つの班に分かれ、各種作物や花などを育てるなど、地域コミュニティーづくりの拠点となっている。
この日の春まつりでは、園内の田んぼでの田植えの体験のほか、花壇にヒマワリ、畑にサツマイモの苗付けも行われた。親子連れやボランティアの高校生らがぬかるんだ田に足を取られながら、慣れない手つきで稲を植え、楽しんでいた。
田植えを初めて体験した男児(6)は「足を動かすときに抜けなくなったけど、とても面白かった」などと笑顔だった。
秋には収穫祭として稲刈りや芋掘りなども行われるという。
【神奈川新聞】