乳幼児に木のぬくもりを感じながら安心して遊んでもらおうと、地域産材のスギとヒノキを使った遊び場「こゆるぎひろば」が、小田原市役所2階ロビーにお目見えした。
製作したのは地域の若手材木業関係者らでつくる小田原林青会。8畳分のスペースには傾斜15度のスロープや15センチの段差があって、ハイハイやつかまり立ちなどで移動できるほか、約千個のヒノキ玉や、スギのかまぼこ板の積み木も用意。手続きで来庁した親子連れなどが楽しんでいる。
このほか、福島県相馬市に昨年贈ったヒノキの間伐材を使った丸形郵便ポストのレプリカや、かまぼこ板を組み上げて作った城なども展示されている。
企画した同市農政課の担当者は「“木育”の場として、木のぬくもりやにおい、手触りなど、五感で地域産材の良さを知ってもらい、森林・林業の再生につなげていきたい」と話している。
こゆるぎひろばは平日午前10時から午後4時まで。29日まで利用できる。
【神奈川新聞】