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由比ガ浜ショッピングセンター計画で審議会

社会 | 神奈川新聞 | 2014年5月15日(木) 03:00

由比ガ浜4丁目に計画されているショッピングセンターについて議論された審議会=鎌倉市役所
由比ガ浜4丁目に計画されているショッピングセンターについて議論された審議会=鎌倉市役所

鎌倉市由比ガ浜4丁目に建設が計画されているショッピングセンター(SC)について審議する鎌倉市まちづくり審議会が14日、同市役所で開かれた。委員らは、交通渋滞に及ぼす影響や景観への配慮について言及した。

SC(事業者・大和情報サービス)の予定地は、国道134号に近い旧テニスクラブの敷地(約1万7700平方メートル)。世界遺産候補地の価値を守るため設定される利用制限区域内に位置する。320台の駐車場を擁する2階建て施設を建てる計画で、市は2月、事業者から、5千平方メートル以上の大規模開発事業について定める市まちづくり条例上の届け出を受理した。

審議会は、同条例に基づき開催。委員の1人は屋上駐車場について、「(景観を鑑み)駐車場が外から見えないようにするべき」と指摘した。また、市内の交通状況に及ぼす影響を考えるため、市交通計画検討委員会に出席を求めることも確認した。今後も議論を重ね、事業者に助言や指導を行う。

SC建設計画をめぐっては、予定地北側が生活道路となっていることから、慢性的な交通渋滞をさらに悪化させるとの懸念が市民から上がっており、世界遺産登録を目指す松尾崇市長は建設を「認めたくない」と表明。市議会も3月、渋滞対策が講じられない場合は計画を認可しないよう市に求める決議を全会一致で可決している。

【神奈川新聞】

 
 

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