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退職した先生が寺子屋 大和市教委が放課後に事業 6小学校で開始

社会 | 神奈川新聞 | 2014年5月14日(水) 03:00

「放課後寺子屋やまと」の教室で子どもたちに指導する元教員=市立大和小
「放課後寺子屋やまと」の教室で子どもたちに指導する元教員=市立大和小

大和市教育委員会は今月から、退職した教職員らが放課後、児童の勉強をみる「放課後寺子屋やまと」事業を市立小学校6校で始めた。市教委指導室は「子どもたちに授業以外で自発的に学習する習慣をつけてほしい」と狙いを語る。

同室によると、地域バランスや学校規模などから市教委がモデル校として6校を選定。空き教室を使い、平日3日間の午後2時から同5時まで行う。4~6年生が対象で、参加は無料。

元校長ら教職員経験者による「コーディネーター」が責任者となり、教員免許を持った主婦や元塾講師らによる学習支援員2人が補助する。国語と算数を中心に、宿題を手伝ったり、プリントで自習させたりする。市は14年度一般会計予算に人件費と教材費などとして1720万円を盛り込んだ。

6校の先陣を切り、12日に大和小で行われた教室では児童14人が参加。「文字式の解き方を教えて」「この漢字の偏は何」などの質問が出た。コーディネーターで元市立林間小学校長の男性(63)は「子どもたちの好奇心を刺激し、考える楽しさや理解したときの達成感が味わえるように頑張りたい」と意気込む。

同室は「先行6校の出席者数などを分析し、15年度に全19校に広げたい」と話している。

【神奈川新聞】

 
 

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