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715本が「要対策」 川崎市が街路樹の点検結果公表

社会 | 神奈川新聞 | 2014年5月8日(木) 03:00

川崎市は7日、商業施設のケヤキの枝が落下して女児が負傷した事故を受けて市内の街路樹約4500本を緊急点検した結果、枯れ枝があるなど事故防止対策が必要な木が715本あったと発表した。このうち幹に傷があるなど危険性の高い5本は2日までに伐採。市民や事業者らに注意を呼び掛けるため、市ホームページ(HP)に点検のポイントを掲載した。

枝の落下事故は4月14日、同市宮前区の商業施設敷地内で発生。各区の道路公園センターは事故翌日の15日から、市所有の街路樹約4万1千本のうち、枝が枯れやすいケヤキとサクラ計約4500本を優先的に目視で点検した。

その結果、宮前、多摩両区で幹に傷があるなど弱っていたケヤキ計5本を伐採。枯れ枝の切除が必要な684本は剪定を進め、残り26本は樹木医に診断を委託する。

また、市民や事業者への事故防止策として、樹木の維持管理の参考となる「枯れ枝」「幹の剥がれや空洞」「枝や幹にキノコなどの菌類が発生」といったチェックポイントを関係団体に説明するほか、7日から市HPに掲載。危険をはらみそうな樹木を見つけた場合、市や道路公園センターへの情報提供を呼び掛ける。

福田紀彦市長は会見で「今回の事故のように民間の樹木はまず管理者の責任が問われるが、市民や関係者などより多くの目で見守っていけるといい」と述べた。市は6月末までに、ユリノキやイチョウといった残りの街路樹や公園樹の点検を実施するとしている。

【神奈川新聞】

 
 

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