
日ごろ鍛えたそろばんの技能を競う「2014年全川崎珠算競技大会」が27日、川崎市川崎区のKCCIホールで開かれた。川崎商工会議所と川崎珠算協会の主催で、市内を中心に小学2年生から40歳までの120人が出場した。
1952年に始まり、ことしで63回目。「小学生の部」「中学生の部」「高校・大学・一般の部」に分かれて行われた。近年そろばんの良さが見直されて参加者も増え、レベルも上がっているという。
掛け算や割り算など4種目の合計得点で順位を競う「個人総合」や、読み上げられた数をそろばんを使わずに暗算する「読み上げ暗算」などの競技を実施。出場者らは真剣な表情で、一つ一つの問題に取り組んでいた。
そろばんを始めて6年目という同市中原区の中学2年生の男子生徒(13)は、「計算能力が身に付くのがそろばんのいいところ。今日はたくさんの人と一緒にできて楽しかった」と話していた。
【神奈川新聞】