プリペイドカード「iTunesカード」の電子マネーを不正入手したとして、幸署は25日、詐欺の疑いで、いずれも川崎市幸区の県立高校2年の男子生徒3人を書類送検した。同署によると、iTunesカードを使った詐欺事件の摘発は県内で初めて。
書類送検容疑は、3人は共謀して昨年9月23日午後4時10分ごろ、同区内のコンビニで、iTunesカードの支払いをせずに電子マネー1万円分を取得した、としている。
同署によると、男子生徒は店内のトイレで、5千円分のカード2枚の暗証コードを2台のスマートフォンに入力。その後、レジで購入するふりをして男性店長(36)がロックを解除するのを確認、入力してあったコードの電子マネーを取得した上で購入を取りやめる手口だった。
幸区内では同様の被害が数件発生しており、同署は区内のコンビニなどに防犯指導を徹底。店長の通報で事件が発覚した。
同署によると、3人は中学の同級生で、男子生徒の1人は「中学の時に(別の)友達からやり方を聞いて覚えた。何度かやった」と供述している。
【神奈川新聞】