深海調査や地球温暖化の研究を行う海洋研究開発機構(JAMSTEC、横須賀市夏島町)は5月10日、横須賀本部の施設を一般公開する。
有人潜水調査船「しんかい6500」や支援母船「よこすか」に加え、同本部初となる東北海洋生態系調査研究船「新青丸」が公開されるほか、探査ロボットなども展示される。
公開セミナー(午前10時~午後3時半)では、新たな地震のメカニズムに関する座談会に始まり、気候変動と地球温暖化、大陸形成の謎、深海の生命などのテーマについて研究に携わる専門家が話をする。
同機構による東日本大震災以降の地震発生帯の研究内容も報告される。さらに「研究室ツアー」(計2回、抽選あり)では深海生物を触ったり、岩石や地球の年齢を調べる質量分析実験室が見られたりする。
子どもたちの科学コーナーでは、うちわやサンドアートの体験教室が開かれ、岩手県立種市高校(同県洋野町)によるヘルメット潜水技術「南部もぐり」も実演されるなど、イベントがめじろ押しだ。
午前9時半~午後4時。入場無料。当日は京急線追浜駅から無料送迎バスを3~10分間隔で随時運行。問い合わせは同機構広報課電話046(867)9059。
【神奈川新聞】