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貨物量増加へ協力 パートナー協定結ぶ横浜市とタイ港湾庁

社会 | 神奈川新聞 | 2014年4月23日(水) 03:00

パートナーシップ協定を締結し、握手をする横浜市の鈴木副市長(左)とタイ港湾庁のスラポン副長官=横浜市役所
パートナーシップ協定を締結し、握手をする横浜市の鈴木副市長(左)とタイ港湾庁のスラポン副長官=横浜市役所

横浜市は22日、タイ港湾庁と、貨物量の増加などで協力していくパートナーシップ協定を締結した。タイは東南アジア諸国の中でも横浜港との航路数はトップクラスで多く、重要な貿易相手国。今後、技術分野での情報交換のほか、新市場の開拓などで連携し、互いの港の集荷を増やしていく。

市役所で行われた締結式で、鈴木伸哉副市長とタイ港湾庁のスラポン・ロンシリグン副長官が覚書に署名した。期間は5年間で、必要に応じ更新する。

鈴木副市長は「市が培ってきた港の運営管理や整備に関するノウハウ、経験を基にタイの港の発展に貢献したい。ともにアジアの未来の港湾像を構築していきたい」と述べた。

タイ港湾庁は、同国主要港のレムチャバン港とバンコク港のほか地方港を管轄する運輸省管轄の組織。スラポン副長官は「私たちは東南アジアの他の港との激しい競争に直面している。海運の技術面についても改善点は多い」と述べた上で、「コンテナや客船に関する管理のノウハウを吸収し、新市場の開拓や人材交流で協力していきたい。バンコク港をアジアのハブポートにしたい」と期待を語った。

市港湾局によると、横浜港とタイとの貿易は近年活発化しており、自動車部品、機械を中心にコンテナの輸出入合計取り扱い個数は中国、米国に次いで第3位となっている。

また、首都バンコクは横浜市をモデルとした都市づくりで技術協力の協定を結んでおり、これまでもタイと横浜の関係は深かった。

昨年7月に横浜市がバンコクで行った船会社への誘致活動を契機に、タイ港湾庁から今回の協定についての提案があったという。

【神奈川新聞】

 
 

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