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非正規教員への研修 参加者から高い評価

社会 | 神奈川新聞 | 2014年4月19日(土) 03:00

厚木市教育委員会が本年度、非正規教員(臨時的任用職員)の研修会を初めて開催した。このほどまとまった参加者のアンケート結果では、研修会には高い評価が寄せられ、必要性が示された。一方で「新学期の準備と重なって忙しい」など、開催時期の変更を求める意見も多かった。研修会は年1回の予定だが、市教委は来年度、時期の見直しなどを検討した上で継続する意向だ。

研修会は入学式直前の4日、市内で開かれ非正規教員112人が参加した。約2時間かけて身だしなみなど社会人としての基本マナーに始まり、服務規定や学習評価を解説。相次ぐ教員の不祥事対策として具体的な懲戒処分事案を挙げて注意喚起を行った。

研修内容の評価を問うアンケートの回収率は94%。総合的な評価としては「大変満足」36%、「おおむね満足」60%、「少し満足」4%と、全員が「満足」とした。

意見、要望では「保護者への対応が分かった」「安心してスタートできる」と評価する内容が目立つ。一方で、「学級開きの準備で忙しい」など、開催時期の変更を求めるものが3割程度あった。

■全体の1割占め

市教委によると、市立小学校23、同中学校13の教員は合わせて1100人。このうち非正規教員は115人で全体の約1割を占めている。

非正規教員の主な内訳は20代、50代がそれぞれ3割、40代が2割。20代は大卒後の教員志望者、40~50代は出産で退職後、育児を終えて復帰した経験者が中心。15人は4月に初めて教壇に立ち、10年以上の長期者も少なくないという。

育児休暇の拡充や病気休職の増加などを背景に、補完する非正規職員は全国的に増加傾向にある。学級担任を任され、学校現場では欠かせない戦力になっているのが実情だ。

ただ、正規教員は初任者研修(年間210時間)など制度的な研修が行われ、指導力や資質の向上が図られるのに対し、非正規教員にはこうした研修制度は用意されていない。

■信頼される先生

厚木市教委の担当者は「非正規教員は平均各校1~2人で、その研修は採用側の県教委が主体的に実施している。研修には正規・非正規の区別なく参加できるものもあり、積極的に声を掛けて機会を増やしたい」と話している。

学力低下やいじめ、多忙化など山積する課題に直面する学校現場。運営を担う市教委の独自研修会は県央地域では例がない。「児童生徒、保護者、地域から信頼される先生」を目指す取り組みの成果が注目される。

【神奈川新聞】

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