
北丹沢の登山シーズンを告げる北丹沢山開きが13日、相模原市緑区青根の折花神社で行われた。NPO法人北丹沢山岳センター(杉本憲昭理事長)が主催した。
同神社は道志川支流の神之川沿いにあり、一帯は丹沢最高峰の蛭ケ岳や檜洞丸(ひのきぼらまる)、大室山などへの登山道が集まる地域。山中では花の時季が遅く、周辺のソメイヨシノがちょうど満開の中、同センターや地元山岳会関係者ら約30人が同神社境内に集まり、小さな社に向かって一人一人、今シーズンの登山の安全を祈った。
山開きは1958年に神ノ川ヒュッテが建設されてから毎年続けられている。杉本理事長は「2月の大雪による倒木などで登山道が荒れているが、今年は雪で守られたトウゴクミツバツツジの花芽が多い。シーズンにはよく咲くでしょう」などと話していた。
【神奈川新聞】