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向ケ丘遊園の跡地利用計画 白紙に

社会 | 神奈川新聞 | 2014年4月11日(金) 03:15

向ケ丘遊園跡地計画地
向ケ丘遊園跡地計画地

小田急電鉄は10日、川崎市多摩区の「向ケ丘遊園」跡地利用について、現在進めている基本計画をいったん白紙に戻し、あらためて新たな計画を策定すると発表した。人件費高騰などに伴う工事費増大が見込まれることなどが理由としており、一戸建て住宅やマンションの建設など約10年にわたり関心を集めてきた大規模開発は仕切り直しとなる。新たな計画の策定時期は未定としている。

2010年に発表した基本計画は、対象となる約21万8千平方メートルのうち、15万1千平方メートルを開発する計画だった。「緑地保全と開発の両立」を念頭に、「ガーデン」「事業」など四つのゾーンに分け、事業ゾーンに一戸建て住宅約60戸、3階建ての集合住宅6棟(約160戸)を建設する予定で、計画人口は770人を見込んでいた。ガーデンゾーンには、飲食や物販などの施設や庭園の整備を計画していた。

同社によると、東京五輪の開催決定を受け、人件費が10年と比べ約3割高騰、工事費全体で約1割のコスト増が見込まれる。加えて資材高騰や東日本大震災による復興需要、都心マンションの人気の高まりで「(住宅)販売のリスクが高くなった」と判断、事業環境を総合的に勘案し計画を白紙に戻すことを決めた。

同社は「跡地の貴重な緑を保全する」とした市との基本合意(04年)を踏まえ、13年2月に現行の基本計画に基づく環境影響評価(アセスメント)準備書を提出、公聴会などの意見を受けて回答を示す予定だった。今後、市との協議を続けて新たな跡地利用計画を策定する考えを示している。

向ケ丘遊園は02年に閉園。同社は07年に集合住宅など計850戸を建設する基本計画を策定、翌年に金融危機の影響などから計画の見直しを進め、10年に現行計画を発表していた。

◇小田急電鉄の向ケ丘遊園跡地利用計画経緯◇

2002年3月 閉園

2004年11月 川崎市と「向ケ丘遊園跡地に関する基本合意書」を締結

2007年1月 基本計画発表(集合住宅:850戸)

2008年12月 基本計画の見直しを発表

2010年3月 基本計画発表(一戸建て:60戸、集合住宅:160戸)

2014年4月 基本計画の見直しを発表(今回)

【神奈川新聞】

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