
中井町立の井ノ口幼稚園と井ノ口、中村両保育園を統合した認定こども園「町立なかいこども園」(同町井ノ口)が今月からスタートした。併設されている幼稚園と保育園の施設を使用した「幼保連携型」で、3園の園児計122人が移行。幼稚園が始まる5日に開園式を兼ねた入園式が行われ、新たに23人の子どもが門をくぐる。
新園舎は、既存の井ノ口の幼稚園と保育園を利用。両施設を渡り廊下でつなぎ、0歳児の保育室に床暖房を設けるなど改修した。
1日から、春季休業がない両保育園に通っていた子どもたちが保育室で一緒に生活し、新しい友達と仲良く遊んでいる。5日からこども園として本格的にスタート。午前中は年齢に応じて幼稚園児と保育園児が一緒に教育、保育を受け、午後からはそれぞれ活動する。
3園で実施されてきた週1日の英語活動や、運動会、お泊まり会などの行事は継続し、地元の陶芸家が講師を務める体験活動や、近くの里山での遊びなど、地域住民に協力してもらう活動も予定されている。
同こども園の鳥海啓子園長は「支えてもらっている地域の人に感謝したい。子どもたちの環境が変わるので、様子を見ながら新たな取り組みを検討したい」と話していた。
【神奈川新聞】