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【照明灯】遺影

社会 | 神奈川新聞 | 2014年4月3日(木) 11:00

いかりや長介さんが亡くなってから、先月20日で10年が過ぎた。ザ・ドリフターズのリーダーを務め、渋い俳優としても活躍した。今も記憶に残るのは、格好よくベースを弾く遺影が人となりを表していたことだ▼私事になるが、義母の葬儀で親族一同が感心した。生前に写真館で遺影を撮ってあった。夫を見送った際、満足のいく写真が見つからなかった心残りもあったのだろう。自然にほほ笑む祭壇の義母を見て、「私も用意しておこう」と言う人がいた▼漫画家のみうらじゅんさんが以前、両親が元気なうちに葬儀用の写真を撮っておく旅を週刊誌で提案していた。シャッターを切る時に「お父さん、『イェ~イ!!』っていってみて!」と声を掛けるから、名付けて「イェ~イ(遺影)旅行」とか▼冠婚葬祭互助会くらしの友が遺影について意識調査を行った。「既に用意した」「用意したい」と答えた人の合計は、女性が65・3%と男性の51・3%に比べて高い。「自分の納得のいく遺影を飾りたい」が女性の理由のトップだった▼「用意したくない」と回答した人では「遺族が選べばいい」「自分が死んでしまえば分からないから」が理由の上位を占めた。遺影に関する考え方は、個人の死生観につながっているようだ。

【神奈川新聞】

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