川崎市中原区に住む50代の女性が3月31日、株取引名目で現金3850万円をだまし取られたと中原署に届け出た。同署は架空請求詐欺事件として調べている。
同署によると、同2日に証券会社の社員を名乗る男から、「市内で配られたパンフレットに載っている株を購入する権利を譲ってほしい」などと女性宅に電話があり、女性が受諾。後日、株券発行会社の社員を名乗る別の男から「他人名義で買うと問題になる」「取引キャンセルには1千万円が必要」などと数回にわたり電話があった。
女性は4日から28日までの間に計13回、証券会社の男の部下を名乗る男に市内で計3850万円を手渡した。男らと連絡が取れなくなって被害が発覚した。
【神奈川新聞】