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増発へ“路線変更”観光振興、御殿場線推進協が活性化に注力

社会 | 神奈川新聞 | 2014年3月25日(火) 10:15

1日約3千人(2012年度実績)が乗車する松田駅=松田町松田惣領
1日約3千人(2012年度実績)が乗車する松田駅=松田町松田惣領

JR御殿場線の増発につなげようと、神奈川、静岡両県の沿線13市町でつくる「御殿場線利活用推進協議会」が、観光振興や地域活性化の取り組みに熱を入れている。JR東海への要望という従来型の活動から“路線変更”し、沿線の魅力を高めて利便性向上の必要性をアピールするのが狙い。今月15日のダイヤ改正では実現できなかったが、同協議会は「根気強くさまざまな誘客策を打ち出したい」と意気込んでいる。

春の足音が聞こえ始めた今年2月、沿線市町がアイデアを出した企画の第1弾となる「御殿場線スタンプラリー」がスタートした。松田駅から沼津駅までの9駅と沿線エリアに点在する22施設でスタンプを集めると記念品がもらえる仕組みで、同線や周辺地域をPR。今後は地元住民らと協力してイベントを開催するなどの方策を練っている。

同線利用客の伸び悩みは、特に神奈川の市町で切実な課題という。山北駅から丹沢に向かうハイカーや下曽我駅から曽我梅林に足を運ぶ観光客らが利用しているものの、富士山やアウトレットモールの大型商業施設などがある静岡の駅に比べ利用者は少ないのが実情。同路線全19駅の乗車人員は、御殿場、裾野、岩波など静岡側が上位(国府津など複数路線が乗り入れる連絡駅を除く)を占めており、人口の大幅減が予想される山北、松田では改善の見通しも厳しいという。

現状打開に向け同協議会は昨年5月、前身の「御殿場線輸送力増強促進連盟」から組織名を変更。従来は増発や全駅でのIC乗車券導入、東海道本線との相互乗り入れ再開などをJR東海に求めていたが、「まずは地域活性化から」と戦略を見直した。観光客増などの実績を挙げてJRに利便性アップの必要性を認めさせたい考えで、今後も市民と連携を深めて魅力を発掘していくという。

同協議会事務局(御殿場市)は「運行本数が増えれば人は集まりやすくなる」と地域活性化との相乗効果に期待を寄せる。一方で「神奈川の方が現状を打開したいという思いは強い」とし、利用者減の歯止めにとどまらない起死回生策を模索している。

【神奈川新聞】

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