中国共産党政権による香港の民主派弾圧が激化している。人権侵害を正当化する国家安全維持法(国安法)が施行され、民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)さん、民主派新聞創業者の黎智英(ジミー・ライ)さんら著名な民主派が相次いで逮捕された。まるで見せしめのような逮捕に、自由と民主化へ「絶対に諦めない」と燃え上がる人がいる一方で、県内在住の香港出身者の中でも恐怖からか口を閉ざす人も出てきた。新疆ウイグル自治区における少数民族ウイグル人迫害のように、中国による香港人への弾圧が悪化することを懸念する声もある。
シンボル旗
「香港に自由はない。言いたいことが言えない。新聞も自由に記事を載せることもできない」。12日夜、東京の国会前。在日香港人や日本人ら100人以上が集まり、日本政府に香港を脱出する政治難民の受け入れなどを求めてデモを行った。