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大磯駅前に新駐輪場、町「コンパクトで景観配慮」に町民落胆も

社会 | 神奈川新聞 | 2014年2月19日(水) 00:00

大磯駅前から見た新駐輪場と築山のイメージ図(実際は手前に東駐輪場や商店ビルなどがある)
大磯駅前から見た新駐輪場と築山のイメージ図(実際は手前に東駐輪場や商店ビルなどがある)

大磯駅前の一等地を建設用地とする新たな駐輪場について、大磯町は基本設計を決定し、新年度予算案に整備事業費約5億円を盛り込んだ。自転車・バイク1385台ほどを収容する地下1階、地上3階の4層の鉄骨構造(延べ床面積約2420平方メートル)で、町は「コンパクトな形状で景観などに配慮した」と説明。しかし、町民からは「町民の意見が十分反映されていない。緑の空間が台無し」と落胆の声も上がっている。

新駐輪場は、施設所有者との契約切れで3月末に利用を終える西駐輪場(約840台)と、老朽化した東駐輪場(約670台)の代替施設。東駐輪場の隣に建てる。建設工事費は約4億8千万円。敷地面積約1300平方メートル、建築面積約690平方メートルで高さ約10メートル。自転車1048台、ミニバイク302台、オートバイ35台ほどを収容する。地下1階と1階がバイク置き場、2階と3階が自転車置き場。

8月ごろまでに実施設計を行い、9月に着工、2015年3月完成を目指す。また、バリアフリー化などのため、南側の県道沿いは4メートル後退させ、県道を拡幅。今後、東駐輪場の跡地利用も検討する。町は建物形状について「築山や南側など用地の他のゾーンへの空間・導線を確保、建物ボリューム感の軽減を図り、築山緑地のスカイラインを多く残した」としている。

町はこれまで、学識経験者や公募町民らによる「大磯駅前用地利活用検討委員会」、町民参加のワークショップ、意見交換会などを開催。町民からは用地の空間と自然を最大限残すべきだとして、機械地下式や東駐輪場を活用する増築方式などが提案されていた。しかし町は、コスト面や東駐輪場の老朽化、仮駐輪場の確保問題などを理由に、それらを退けた。

用地は住民運動によって保全され、町購入に道を開いた経緯があるだけに、町民からは基本設計に落胆や批判の声も上がる。ワークショップ参加者は「広場を一番狭める設計」「複数の提案をよく検討せず、町民の知らないまま決定した」「ワークショップはアリバイづくりか」などと憤る。

用地保全に取り組んできた「大磯の景観を愛する有志の会」の佐藤勝栄さんは「決定は順序を踏んでいない。検討委の中間答申やワークショップの意見を十分反映しておらず、もう一度、町民の意見を聞くべきだ」と話している。

【神奈川新聞】

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