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銭湯絵師 丸山清人
【ひとすじ】84歳現役最長 昭和の粋、衰えぬ向上心

社会 | 神奈川新聞 | 2020年8月19日(水) 10:00

 広い湯船に肩まで漬かり、足を思い切り伸ばして、ふぅぅぅと大きく息を吐く。つぶっていた目を開けて、ふと振り返れば、壁面に富士がそびえ立つ-。


ペンキを混ぜ、色を慎重に調整する銭湯絵師・丸山清人さん
ペンキを混ぜ、色を慎重に調整する銭湯絵師・丸山清人さん

 東京都日野市に住む丸山清人さん(84)は、国内で3人しかいない銭湯絵師だ。「絵を描くのが好き」。その一点で、18歳で弟子入りしてから60年余。手掛けた作品は1万点を超える。「銭湯絵師は天職。仕事が楽しくて仕方がない」。そう破顔する現役最長の、絵に対する向上心は、傘寿を超えてなお、衰えを知らない。「銭湯という昭和の古き良き文化が続くことを願いながら、これからも良い背景画を描き続けたい」

 7月18日。丸山さんの姿は、読売ランド前どろんこ保育園(川崎市多摩区)にあった。

 園児や保護者、地域住民ら約20人が見守る中、はけ、ローラー、筆を巧みに使い分け、冠雪した雄大な山を描く。麓には湖が広がり、湖面には白い帆を広げるヨットが浮かぶ。湖岸には岩場や松林。組んだ足場にひょいと登り、高い場所にも丁寧に色付けしていく。

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