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子ども思い防災訴え、鎌倉で「戦隊ボウサイダー」/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2014年2月14日(金) 21:22

「ボウサイダー」を生み出した男たち。(左から)竹腰さん、川島さん、洋平さん、太郎さん=鎌倉市材木座
「ボウサイダー」を生み出した男たち。(左から)竹腰さん、川島さん、洋平さん、太郎さん=鎌倉市材木座

防災意識の浸透が使命! 東日本大震災から3年を前に、新たなヒーローがひそかに活動を本格化させようとしている。その名も、「鎌倉戦隊 ボウサイダー」。鎌倉を愛する平均年齢34歳のお父さんたちが、多忙な本業の合間をぬってダジャレにいそしみ、キャラクターを生み出した。見た目は勢いと“ノリ”だが、込める思いは、子どもたちへの愛と、震災への危機感にあふれていた。

「鎌倉は地形的に大きな津波被害が想定されている。地域の子どもたちに防災意識を浸透させなければと、真剣に考えた。災害時の子ども死者ゼロを目指したい」。生みの親の1人、川島勇我さん(35)は狙いを明かす。

ボウサイダーは、その名の通りダジャレ。ヒーローものと、ご当地サイダーをからめて、キャラクターに仕上げた。

昨春ごろから徐々にイベントへ“出動”し、子どもたちにクイズ形式で、避難の際の心構えや、地震や津波の知識を持ってもらおうと取り組んでいる。参加した子どもたちにはサイダーをプレゼント。ラベルもオリジナルのこの特製サイダー(340ミリリットル入り、250円)は、地元の鎌倉ビール醸造(鎌倉市大町)が製造・販売を引き受けている本格派だ。

発想は東日本大震災。長年にわたり津波発生時の対応を浸透させてきたことで、市内の小中学校児童・生徒の大半が避難できたという岩手県釜石市の事例を知ったのがきっかけだ。

「鎌倉でも、だれかれ構わずいち早く高台へ逃げる発想が必要になるはず。だけど学校では教えていない」。自身も3児の父である川島さん。「一分一秒を争うとき、妻だけで3人を抱えて逃げることはできない」。危機感を持ち、仲間へ声をかけ始めた。

地元の作曲家、竹腰甲生さん(29)がテーマ曲を作成。防災関連のNPO活動で経験のある蓮見洋平さん(36)や、会社経営者の蓮見太郎さん(37)も協力し、4人一組の新ヒーローは誕生した。

悩みどころは資金繰り。賛同者から寄付金が寄せられているが足りず、私費を投じ3千本近くを購入してしまった。

今後は、「運営方法をNPO法人にしようか」「学校の防災教育に取り入れてもらえないか」「ボウサイダー体操を作ろう」などと、アイデアは尽きない。今夜も鎌倉市材木座に構える“作戦司令本部”(雑居ビルの一室)では、人知れずヒーローたちの熱い議論が飛び交っている。

ボウサイダーの活躍ぶりはホームページ(http://www.bowcider.com/)で。

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