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解体進むキャンプ座間地下「新戸トンネル」/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2014年2月13日(木) 22:55

相模原市南区の市民グループ「相武台のナベトロ遺跡をたどる会」が、在日米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)の南側を東西に横断する「新戸トンネル」(相模原市道新戸相武台線)の調査結果をまとめた。戦前に建設された旧日本陸軍士官学校により“分断”された東西地区を結ぶ生活道路だったが、拡幅工事のため解体が始まっており、地域の歴史遺産を記録に残そうと緊急調査が行われた。14日から同区内で開催される市の文化財展で発表する。

相模原市道路整備課によると、市道の改良工事区間は、キャンプ座間を挟んで新磯地区と相武台地区を結ぶ総延長1460メートル。うち510メートルはトンネルだが、1937年ごろに建設され老朽化が激しく、地元からの要望を受けて2011年12月から拡幅工事に着手。16年3月の完成を目指している。

同会は、戦前から戦中にかけて現在のキャンプ座間内を通って砂利を運搬していたトロッコ(通称「ナベトロ」)の歴史調査に取り組んだ。軌道と並行するようにある新戸トンネルが工事のため解体されることから、昨年7月から現地調査などを進めていた。

同会メンバーの井口建夫さん(68)は「地元では普通の生活道路として使われてきているが、建設当時はトンネルの存在自体が珍しかった」と振り返る。

現地調査では、幅員5・5メートルのボックス型のトンネルの構造本体やコンクリート擁壁が、士官学校建設当時のまま残っていたことを確認。許可を得てキャンプ座間の地上からも、名残をとどめるトンネル天井部の採光通気口を確かめた。トンネル以外の掘割式道路でも一部、相模川から運ばれたとみられる玉石の擁壁が残っている。

同会代表の安藤和次郎さん(75)は「貴重な歴史遺産が身近な場所に残っていたことを、若い世代に引き継いでいければ」と話している。さらに情報収集などを進めて今後、報告書にまとめる予定だ。

市文化財展は14~16日、小田急線相模大野駅北口近くのユニコムプラザさがみはら(ボーノ相模大野)で開催。午前10時~午後8時(14日は正午から、16日は午後4時まで)。

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