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コロナ禍と戦争
「無抵抗であってはならない」 横浜事件の遺族らが警鐘

社会 | 神奈川新聞 | 2020年8月16日(日) 10:20

 数多(あまた)の人命を奪い、人々の暮らしを破壊した先の大戦から75年。新型コロナウイルスが世界で猛威を振るい、この国も混乱に陥っている。コロナ禍と戦争。人心をも蝕(むしば)む二つの歴史的厄災を重ね合わせ、公権力への従属に警鐘を鳴らし、市民としての自立を訴える人たちがいる。


横浜事件を引き合いに、相互監視の危険性を指摘する木村まきさん
横浜事件を引き合いに、相互監視の危険性を指摘する木村まきさん

 「戦時下最大の言論弾圧」と形容される横浜事件。特高警察による拷問を受けた被害者遺族の木村まきさん(71)は「進歩したはずの今の社会もまた、恐ろしい状態にある」と語る。

 不可視なウイルスに惑わされ、風評に不安を増幅させ疑心暗鬼に陥り、他者を誹謗(ひぼう)中傷する。木村さんは、横浜事件との相似をみる。「当時、被害者や家族は『国に逆らった』とうわさされ、後ろ指をさされた。今の感染者のように」

 とりわけ情報が瞬時に拡散する現代にあって、先鋭化の帰結が自粛警察だ。政府や自治体の方針を絶対視する忖度(そんたく)と、自粛という名の弾圧が社会を覆っているといい、「じわじわと真綿で首を絞めるように、相互監視が私たちの権利と自由を奪いかねない」と危惧する。

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