
2019年に県内を訪れた観光客数は18年比2・2%(440万人)増の延べ2億467万人となり、統計を取り始めた1961年以降で最多だったことが、県の調査で分かった。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の決勝戦を含む計6試合が横浜国際競技場(横浜市港北区)で行われ、国内外から観戦客が訪れたことが要因という。
県が13日に発表したまとめによると、県全体の内訳は日帰り客が1億8731万人で前年比2・7%(496万人)増加した。一方、宿泊客は1735万人で、同3・1%(56万人)減った。
地域別で観光客数が増えたのは、横浜・川崎地域のみ。横浜市では複合型エンターテインメント施設「アソビル」や客船ターミナルを含む複合施設「横浜ハンマーヘッド」などの新たな観光施設が開業し、同12・6%(851万人)増えた。