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コロナ禍と戦争(上) よみがえる国民統制

社会 | 神奈川新聞 | 2020年8月14日(金) 17:00

1942年1月12日の神奈川新聞に掲載された大政翼賛会の「決戦生活訓」を基に「必勝五訓」を記した広告と安倍晋三首相のコラージュ
1942年1月12日の神奈川新聞に掲載された大政翼賛会の「決戦生活訓」を基に「必勝五訓」を記した広告と安倍晋三首相のコラージュ

 帰宅すると、すっかり日が暮れていた。職場の農協から山道を抜け、自転車で30分。出迎えた父親は怒っていた。

 「仕事が終わったら、すぐに帰ってこい。女1人の夜道は危険だ」

 自宅近くの陸軍士官学校は進駐軍に接収され、屈強そうな米兵らが出入りしていた。軍用車が物々しく県道を行き交った。

 75年前の終戦直後。相模原市南区の中嶋ミサさん(97)は当時、22歳だった。

 長兄は戦死し、実家に残ったのは妹と2人。父親は年頃の娘の身を案じたのだろう。「米兵は女に飢えている」「乱暴される」。そんなうわさも立っていたから。

 実際は、身辺で被害は聞かなかった。「見えない敵におびえていた」。中嶋さんは振り返り、続ける。「いまも、同じ。あの時代を思い出す」

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 感染拡大が止まらない新型コロナウイルスの恐怖。国内の累計感染者は5万人を上回り、死者は千人を超えた。県内の1日の感染者も8月に過去最多を更新し、先行きは見えない。

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