
中国の旧正月「春節」に当たる31日、横浜中華街(横浜市中区)では、街のあちこちで威勢のいい爆竹やドラ、太鼓の音が鳴り響き、にぎやかに新年を祝った。商売繁盛を願う獅子舞「採青(サイチン)」も行われた。
採青は店の軒先に獅子の好物の青菜と祝儀袋をつり下げ、獅子が取る伝統行事。1頭を2人で操る獅子が、後ろ脚で伸び上がり、軒先の祝儀袋を上手にくわえ取ると、見守っていた大勢の観光客から大きな拍手が巻き起こった。
同日に開かれた春節賀詞交換会では、横浜中華街発展会協同組合の李宏道理事長が「国内外からの観光客が快適に過ごせて、また来たくなる中華街を目指す」と抱負を述べた。
春節イベントは2月14日までで、土日・祝日は中華街内の山下町公園で獅子舞や中国雑技などが披露されるほか、8日午後4時からは、皇帝衣装や獅子舞、龍舞によるパレードも行われる。
【】