振り込め詐欺の被害防止を呼びかける放送が16日、横須賀市内の京急線9駅構内などで始まった。横須賀署と京浜急行電鉄が協力して実現した。放送は約1分間で、被害の集中する午後に複数回流される。
同署によると、同署管内での昨年1年間の振り込め詐欺被害は39件、約1億3700万円で、前年に比べて件数は約3倍、額は約6倍に増加している。現金の受け渡し場所に駅周辺が使われるケースもあったことから、駅利用者らに注意を呼びかける。
初日となった16日、横須賀中央駅前には「大切なお金を他人に渡す前に、お近くの駅員や巡回中の警察官にご相談ください」といったアナウンスが響いた。
横須賀中央駅助役の大久保謙二さんは「放送が詐欺被害を減らすきっかけになってくれれば」と期待した。
【】