新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、県内で8日、新たに10歳未満~90代の男女128人の感染が明らかになった。1日当たりの感染者が100人を超えるのは3日連続で、これまで最も多かった119人(6日)を上回り、過去最多を更新。半数以上の68人が感染経路不明とされた。
相模原市では、同市南区の老人ホームで入所者10人と従業員5人の計15人の感染が確認され、クラスター(感染者集団)が発生した。横浜市の医療機関の検査で入所者2人の感染判明を受けた濃厚接触者の検査で判明。他に1人の陽性も分かっており、同施設の感染者は18人になった。
すでにクラスターが発生している逗子市の介護福祉施設でも、入所者3人と職員4人が感染。県によると、感染者は14人となった。
家庭内感染も目立っており、横須賀市の女子小学生と女子中学生は、同居家族が陽性だった。同市の70代自営業男性も同居家族の濃厚接触者という。
川崎市では市立井田病院に勤務する20代男性研修医の陽性が判明。同病院は7日に院内消毒を行い、患者の診療は継続する。
横浜市では、保土ケ谷署の20代男性巡査や市水道局の50代男性職員が感染。横浜市消防局青葉消防署の20代男性隊員、厚木市立依知南小学校の40代女性教員の感染も確認された。