
秦野市は7日、11月21、22日の開催を予定していた「秦野たばこ祭」の中止を発表した。当初は9月下旬の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2カ月の延期を決めていた。感染者が再び増加している状況を考慮し、開催を断念した。
いったん「秦野たばこ祭」11月に延期決定 8月下旬に開催可否判断
市などでつくる実行委員会が6日に決めた。事務局の市観光振興課は「市民や来場者の安全を担保できない」と理由を説明した。市は代替イベントとして、11月に葉タバコ栽培の農具などの資料展を開くという。
市内最大の観光イベント「秦野たばこ祭」は、葉タバコ産地として知られた秦野の耕作者をねぎらう目的で、1948年に始まった。中止は昭和天皇の容体が悪化した88年以来2回目となる。