新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で6日、新たに未就学~90代の男女119人の感染が明らかになった。うち70代男性は死亡後の検査で陽性が判明した。これまで最も多かった89人(4日)を大幅に上回り、過去最多を更新。50人が感染経路不明とされた一方、10歳未満が6人含まれるなど家庭内感染も目立った。
横須賀市によると、70代の男性は横浜市内で死亡した状態で発見され、神奈川剖検センター(横須賀市)の依頼で検査した。逗子市では、介護福祉施設「けいすいone‘sホームゆるりと」で入居者の80代女性3人と介護職員の40代女性の感染が判明。同施設では他に2人の感染も確認されており、県はクラスター(感染者集団)とみて対策チームを派遣した。
横浜市では、市内小学校に通う男児が感染し、市は校内の濃厚接触者を調べるとともに集団検査を実施する方針。市内病院の医療従事者と濃厚接触した80代男性の感染も確認され、同医療従事者と接触した患者7人、職員約40人を検査するとしている。
相模原市では市立保育園の男児が感染。市は8日まで臨時休園とし、職員と園児ら数十人を濃厚接触者とみて調べるという。
川崎市では県立高津養護学校の20代女性職員、厚木市では市立依知南小学校の20代男性教員の感染も確認された。